健診や治療を通して子どもたちは何を掴んでいくのでしょうか。
「怖い」と思っていた歯科治療。しかし、経験を積んでいくことで怖いが「平気」になります。
「できたね！」という小さな達成感、成功体験をたくさん味わって欲しいと思います。
そして我々大人も色んな概念を捨てる学びの場であるかもしれません。
「泣く事＝ダメ」という思いが強いのですが、泣くのは決してダメなことではありません。
泣いていても上手にできる子はいます。こういう子達は泣くことでストレスを発散しています。
そして泣いている中でも上手になっていくところを見逃さないであげる。
子供も保護者も、そして我々医療スタッフも学びの場であると思っています。

歯医者は虫歯を治しに行くところ？
確かにそうです。
しかし、そうでない面もあります。
習い事、スポーツ、遊び、そして歯医者。
歯医者に行くことは日常の中の一コマである、という文化を育んでいきたいと願っています。

歯には役目があります。
発音、咀嚼、見た目・・・。
綺麗な歯並びでなければ良い発音にはなりません。
咀嚼にかんしては、前歯は切る、犬歯は切り裂く、奥歯はすり潰すという機能があります。
それらの車輪がうまく噛み合って、ようやくBesySmileが生まれます。
笑う時に口元を手で覆うことのないよう、イキイキした笑顔を満喫してほしいと思います。